DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
有限会社BOND
代表取締役
福岡県
キャラクター動画が、あっという間に作成できる
ソフトウェア「Smart Avatar®」の開発・販売
PROFILE
九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業。父親が1950年に創業した印刷会社に勤務ののち、2006年に会社を継承し、社名を「BOND(絆)」に改名。印刷技術の先駆者として常に技術革新に研鑽していた先代の精神を受け継ぎ、自らの職歴(グラフィックデザイナー)を活かして、動画による双方向コミュニケーション・サポートを考案。利用者の感情と、キャラクター動画の動作・仕草・表情を連動させるデータベースを創造し、簡易動画作成ソフト、音声通話システム「スマートアバター® SmartAvatar®」を開発した。
「スマートアバター® SmartAvatar®」を使って、キャラクター動画が誰でも簡単に、早く、何度でも作成でき、複数端末に同時配信できるICTサービスの提供。
セリフを入力するだけで、感情類型データベースがキャラクターの感情表現を自動的に演出する(特許取得済)。
誰でもキャラクターと音声通話でコミュニケーションできるシステムの開発・販売(BtoB)、ならびに感情パターンにあわせたキャラクター動画を表示し、音声で通話ができるサービスの無償提供(CtoC)を通し、キャラクターによる動画であらゆるコミュニケーションを少額課金で可能とするサービスの展開を図る。
さまざまなコミュニケーションシーンで利用できる汎用性の高いBONDの「スマートアバター® SmartAvatar®」を、今後ビッグデータとも連動させ、アバターが人に代わって生活を支援したり、生活弱者・観光弱者・復興支援など世の中の意思疎通に関わる問題を解決していくことを事業のゴールとしている。
動画によるコミュニケーションを万人に開放
言語から人の感情を類型化するデータベースを開発し、テキストや音声が入力されると、キャラクター(スマートアバター®)が自動で表情や仕草をつけながら発話する(人工知能)動画作成・ 音声通話・配信システムを開発した。誰でも、スマートアバター®がキャスター役を務める動画をパソコンやスマートフォンなどモバイル端末を利用し、簡単に・早く・何度でも作成でき、複数端末に同時配信できる。多言語対応をはじめ、SNS、デジタルサイネージ、MOOC(大規模公開オンライン講座)、AR技術との連携など、多様なコミュニケーションシーンに採用されている。
今年、東アジア文化都市2015新潟市実行委員会が広報ツールとして導入(公的機関初採用)。今後、オリンピック・パラリンピック東京大会のおもてなしのスマートアバター®として世界中に愛されるツールに成長させていく。
2015年6月発行「ファイナリストはいま」より抜粋