DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所
代表取締役
千葉県
DBJ女性起業優秀賞
デザイン心理学に基づいた特許技術による
コンサルティングサービス
PROFILE
福岡生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒業。外資系企業勤務等を経て起業。“技術の進歩が弱者を置き去りにしてはいないか”との思いから、株式会社BBSTONE デザイン心理学研究所を設立。2011年3月、千葉大学工学部初のベンチャーとして認定される。大学の研究を世の中に還元し、ビジネスとして息を吹き込むという新たなロールモデルを構築。
人間の行動、言葉で語れない部分を、実験心理学の手法を応用し紐解いていく、今までにない科学的なアプローチのコンサルティングを行っている。その手法で特許を取得している千葉大学工学部デザイン心理学研究室発のベンチャー。
心理学的視点を用いることにより、従来のアンケートや主観的な評価では得られなかった、消費者の本音、嗜好、意思決定のプロセスが明らかになり、デザインの見易さ、わかりやすさ、印象だけではなく、企業が抱える様々な問題も、独自の実験手法により解決している。その顧客の9割以上が一部上場企業であり、金融機関、官公庁、大手メーカーなど多岐にわたる。
<受賞歴等>
第9回ベンチャーカップ千葉準グランプリ、公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金助成事業認定
千葉元気印対象奨励賞、千葉大学工学部地域社会貢献賞受賞、グッドデザイン賞、国際ユニヴァーサルデザイン協議会アワード受賞、2014年日本パッケージングコンテスト医薬品医療用具包装部門賞受賞
“言葉にできない消費者の本音”を明らかにしていく会社
当社は、従来のアンケートや調査では解明できなかった、“見やすさ、わかりやすさ、感性”を明らかにするだけでなく、企業の抱える様々な問題解決のお手伝いをしています。
千葉大学工学部で開発された、デザイン心理学研究室の高い専門性をバックグラウンドに、心理学・人間工学の視点からコンサルティングを行っており、クライアントの9割以上が一部上場企業というベンチャーとしては特異な存在と言われています。
経営の知識もない中、起業し、手探り状態の6年間でした。今回の受賞及びメンタリングにより、迷いを振り切ることができたことが最大の収穫です。事業の方向性がはっきりと見えてきたことは、未熟な経営者であった私の自信につながりました。当社の武器は知的財産であり、それをどう活用していくか、専門家への相談、研究開発などに、事業奨励金を活用しました。
複数の大手企業との協業ビジネスがスタートし、プロジェクトベースのビジネスから、ライセンスビジネスへの事業の転換をはかっていきます。
社名BBSTONEは、エジプトにある尊厳の石 benbenstoneから名づけました。“人への尊厳を持った世界“へ寄与していきたいと思います。
2016年6月発行「ファイナリストはいま(追補)」より抜粋