DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
株式会社INGEN
代表取締役
千葉県
DBJ女性起業事業奨励賞
農家は畑のお医者さん。INGENは最適農薬・肥料ナビゲーター。
「病害虫対策」農業ウェブサービスで、
担い手農家さんの高品質野菜の安定生産をサポート。
PROFILE
2009年桜蔭高等学校卒、2013年千葉大学園芸学部応用生命科学科卒。重電メーカー経営企画部広報IR課を経て起業。2018年CHIBAビジコン千葉県知事賞受賞(ちば起業家大賞)
母方は代々農学者の家系、父方は代々医師。東京農大教授の祖父の影響で、日本の農産物に強い興味を持つ。在学中より、縦割りの研究体制に疑問を持っていたところ、医師である父との会話から、医薬品や症状等の充実した情報をひもづけて分析できるようになる電子カルテが診察を支えていることを知り、農業日誌「カルテ化」の着想を得る。起業1年間で、1000軒の農家さんへ直接訪問。施肥設計ノウハウを生かして特許出願。
日本の農家のイメージは「きつい ・儲からない」あるいは「高齢化」ではないでしょうか。しかし、現状は担い手世代による大規模化、統合が進み、さらに品質重視・消費者ファーストな栽培が活発化しています。
一方で、農地拡大を進めると栽培条件が多様化するため、病害虫トラブルが増えてしまう課題があります(農地拡大、スケールアップの壁)。さらに、品質を優先することで作物が病害虫によりデリケートになってしまうこともあり、病害虫トラブルによるコストが、担い手農家さんの大きな負担となっています。
当社は、一農家だけでは対応しきれない「病害虫予防・対策」関連の情報収集・分析業務を、農業ITサービス「農の相棒Mr.カルテ」と肥料の相談窓口サービス「ファムサポ」事業で支え、さらに、サブサポートとして、農家さんの販促業務を「農ギフトプロデュース事業」でもお手伝いし、担い手農家さんが良いモノづくりに集中できる環境づくりに貢献します。